島での子ども時代に「楽しかったこと」って何? リトケイ読者に聞きました

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前回、NPOリトケイでは、互いに支え合える地域共生社会(=シマ)にある人・自然・文化の中で人間力を育む「シマ育」の可能性について、有識者の汐見稔幸先生と中能孝則先生に聞きました。(>>前回:「人が育つ環境としての島という可能性(前編)【特集|シマ育のススメ】」

そのなかで伺った、人間が社会を営むための「非認知的能力」が育つ体験にはどのようなものがあるのでしょう。かつて島の子どもだったリトケイ読者に聞きました。

※この記事は『季刊ritokei』44号(2023年11月発行号)掲載記事です。フリーペーパー版は全国の設置ポイントにてご覧いただけます。

『浜で遊んだり、港で釣りしたり、おもしろかった。』

『いつも海が近くにあった。観光が盛んだったので外国人やあらゆる世代の人たちと日頃からコミュニケーションできた。』

『星が素晴らしくきれいだったので小さい頃は天文学者になりたかった。』

『祖父が漁師のため小学生からウニむきをやっていました。』

『夕方、皆で浜に出て流木などのごみを集めて焚き火をして、海を眺めながら話したり、騒いだりするのが、夏の楽しみでした。』

『夏休みは、山にクワガタを捕りに行ったり海へ泳ぎに行ったりして外遊びばかりしていた。自然を遊び場にしていたように思う。』

『秋になると小イワシの大群が入りこみ、昆虫を捕まえる子ども用の網でも、2回海につけるだけでもバケツいっぱいの小イワシがとれ、それは楽しかったです。』

『釣りや磯遊び、山菜採り、昆虫採集など、自然を相手にやりたい放題だった。たらいに海水を張って石や砂を入れ、磯で捕まえたカニやヤドカリを自宅で飼っていた。』

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